なんと、ボツ企画が発生しました!

まさかのボツ企画発生です!

こんにちは。
日本製 オリジナルデザイン バッグ・財布 ブランド
イントロダクション
オーナー バッグデザイナーの 工藤友里です。

2022年春夏新作バッグ・財布のサンプル手配は、お盆前後に全て各メーカーに、
仕様依頼は済んでいたのですが、
ここに来て、財布の工場から、
この革は使えないと連絡あり。

だから、最初に聞いたぢゃん。

この手の手の込んだ革は、イタリア製。
国内ではできない加工です。

イタリアは今は長いバカンス。

納期逆算して手配かけていたのに。

型押しが深すぎて、下準備として、
裁断、縫製前に、
割り(革の厚みを全体的に均一になるよう薄く裏を割っていく作業)をしたり、
鋤き(ヘリ返し部分などに、折り目に合わせて溝状に薄く鋤いていく作業)をしたり、
すると、穴が開いてしまうとのこと。

だから、聞いたぢゃん。

型押しは硬い革にしか型は入らないので、
しかも深く入った革は、割りをかけると穴が開いてしまいます。

本来はこういう革は、写真の私の名刺入れのように、厚みを残したまま、切り目にヘリ玉などを付属革などで乗せて使います。

そして、今、この加工ができる職人がいないので、
違う方法で仕様指示書を書いて、
この革を使いたいんだけど、加工できる?
この型押しの深さだと破れない?と、
わざわざ革を1枚ずつ手元に取り寄せてから、
工場確認したら、
その時はできると言ったのに。

ということで、まさかのボツ企画に。

サンプルはファーストサンプル創る前に、
ほぼ修正なしの状態になるように工場に合わせて仕様を考え、依頼。

色サンプル時に細かな修正のみ。

サンプルでボツにすることは、
まずありません。

若い頃は出来上がりが想像し切れなくて、
何回もサンプル依頼して、
怒られたりしてきましたが、
今は、ファーストサンプルの前に、
見積もりまで済ませて、販売価格を想定した上で、サンプル作成しているので、
量産しないでサンプル倒れを工場にさせることは、まずありません。

それは他社企画のサンプル作成時も同じで、
サンプル出来上がってから、
迷走し出すことは今はもうありません。

出来上がりの顔見てからでないとわからないことは、まずないのです。

サンプル代いくらもらっても量産発注入らないと、
工場は嬉しくないことはよくわかっているので、
無駄に振り回したりはしません。

その前に、きちんと見極めて、
その工場にあった商材を依頼しないと、
スッキリ仕上がらないし、道のりは遠く、
結果、高くつきます。

なのに、今回は、
工場が判断ミス。

良かったね。
イタリアまだバカンス中で、量産用の革は、
仕込み進んでない段階で気が付いて。

春夏サンプルは、9月末には全て出揃うスケジュール。

全く違う企画、考えて急遽差し替えの新作依頼、
今日手配しますね。

全然違うこと、考えます!

年末発売開始予定の財布企画、
楽しみにしていてくださいね。

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