金澤翔子の書の才能に、思う

書家 金澤翔子の展覧会に行ってきました。

こんにちは。
オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤です。

「ダウン症の天才書家 金澤翔子」
と、取り上げられる彼女ですが、
書道家として才能ある人が、
たまたま障害がある人だっただけで、
本来、
「天才書道家 金澤翔子は、ダウン症でもある。」
と、言うことでは?
と思います。

「風神雷神」の屏風や、
NHK「平清盛」のタイトルの書に
代表されるように、
書の凄さだけでも高い評価をされるべき人が、
「障害があるのに、すごい!」
というような、ハードルを下げた見方をされることがあるのでは?
それは、不本意では?
と、思うのです。

障害があるから、逆に、
飛び抜けた才能が育つということが
伝えたいのなら、それもわかるのですが、
伝わり方がもったいないなあと
思うのです。

ピアニストの辻井信行にも、
同じことを思います。

「盲目のピアニスト」ではなく、
「有能なピアニストが、たまたま盲目」なだけ。

一般的によくある話では、
「子どもがいるのに、仕事して、凄い。」とかは、
確かに介護や育児しながら仕事されてることは大変でしょうが、
仕事においては、仕事の中身で評価されるべきだと思います。

色んなことを、おいておいても、
純粋に、素晴らしい書家の作品の前で、
力強くカツを入れられたような、
本質的な感動がありました。

商品ではなく、作品の高み。

媚びへつらうことなく、
時代が変わっても普遍であろう力強さ、
本質的なエネルギーを感じました。

清らかな湧き水を、
コップ一杯戴けたような、
有り難さです。

物を創る人間として、
ほんの少しでも、
近づきたいと思うのでした。

IMG_20160113_214010

お財布・バッグ通販SHOP