デザインの隠し味 糸の色編

同じデザイン・色のバッグ・財布でも、
糸の太さ・色で随分印象が変わるのです。

こんにちは。
オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤です。

バッグでよく使うミシンの太さは、
8番、20番。

ミシン糸を太くワイルドにしていくには、
5番、0番と数字が若い方が太くなります。
 
5番、0番はメンズバッグなどによく使われ、
ワイルドなイメージになります。

0番は縫えるミシンも変わってきます。
財布は20番がメインで、
30番などは薄い洋服などの生地に使う糸番手です。

太さでミシンのピッチ(針穴から針穴の縫い幅)も
変わってくるので印象も変わりますが、
アクセントにしようとしない限りは、
その素材、デザインに適正な糸番手があります。

エレガンスによせる場合は細か目のピッチで、
カジュアルにする場合は粗目のピッチに
意識的にする場合もあります。

それよりも、
バッグ・財布の全体のイメージを大きく左右するのは、
ミシンの色目です。

赤でもどんな赤か、
ベージュでもどんなベージュの糸色にするかで、
大きくイメージが変わっていきます。

それぞれの工場へ出す仕様書に
数ある赤からベストと思われる赤の色番を、
ベージュの中からベストと思われるベージュの色番を、
というように一つ一つ、仕様指示を書き込んでいるのです。

ミシンの一部を見ると、
その商品のクオリティがわかると、
昔から言われています。

確かに!
部分は、全体を現しています。

意識的に細部を細やかに、キチンと、
指示出していかないと、
商品のクオリティは上がっていかないのです。

糸③

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