和装バッグと洋装バッグの違いに、思う。
今日は午後から、京都へ。
140年続く岐阜の友人の会社の、呉服の新作発表会。
こんにちは。
日本製 オリジナルデザイン バッグ・財布 ブランド
イントロダクション
オーナー バッグデザイナーの 工藤友里です。
会場に敷き詰められた700畳の畳も圧巻!
もう48年目だそうです。
3日間、岐阜から顧客様をバスで午前、午後便が出るそうです。
岐阜の鵜飼のプロデューサーの友人と、
山梨でジュエリーの会社をやってる友人と、
その友達の店舗設計の社長と、会場で合流。
今日の目的は、
呉服のバッグのリサーチと、商談。
洋装のバッグと和装のバッグは、
職場も、造りも、素材も、
そもそも流通の成り立ちも違います。
バッグも財布も、デザインからもちろん、
変わっていきます。
呉服の仕事で、
過去には100万を超える帯で、
バッグに仕立てたこともあります。
歌舞伎の幟で、バッグをデザインしたこともあります。
着物や帯のクオリティにうっとり。
様々な織や、染めの説明を聞きながら、
職人のプライド、息吹を感じれます。
きちんと仕事の良さをわかってもらえる人に、
着物に仕立てて、
生活の中で着こなしてもらえたら、
また、技術は研ぎ澄まされ、
伝承していけるんだよなあ。
全ては需要と供給。
柄の着物と柄の帯、
主張し過ぎてケンカするのではなく、
このハーモニー、協調の在り方は、
いかにも日本の美意識、日本の良さ。
子供の頃、母が和裁師で、よく仕立て上がった着物に手を通させてもらい、
200万の着物に手を通させてもらったり、
寝押しを頼まれたり、
母のうんちく+袖通しの良し悪しで、
着物には触れて来ました。
着物もジュエリーも、奥深く、
どんどん目が肥えていく世界なんだろうな。
「どんどん技術を持った職人が減っていっていて、
もう出来ない技法がたくさんある。」
と、呉服屋さん。
それは私達、バッグの世界も同じこと。
どんどん、手軽なものが市場に増えて、
シェアを占めていっている。
そうでないしっかりと作り込んだモノも、
指示されていく世の中でありますように。
友人達は初引き合わせだけど、
ストイックに妥協を許さない仕事観は、
共通するところも多く、気を遣わないで、
安心して引き合わせれる。
なんと心地よい、自然なこの世界の拡がり方よ。