風呂敷は、究極のバッグです。

バッグを長年デザインしてきて、
つくづく、
風呂敷は素晴らしい！と、深く感心させられます。

こんにちは。
オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤です。

世界に誇る、日本の機能美。

障子や襖しかり、
和服しかり。
折り紙しかり。

日本は、西洋文化と違い、
平面の文化です。

洋服が立体的に仕立てられているのに対し、
着物は、平面。
しかもサイズに融通が効きます。

扉にしても、
西洋のドアと違い、
障子や襖には、中と外側の間に、
気配を感じれる余白があり、
それは、
防風林など、海の波を、
防波堤というハードなもので遮るのではなく、
波の力を弱めていくという、
自然の性質を生かした
柔らかい思想が、
日本の根底にあるように思われます。

そして、風呂敷。

務めていた頃、
企画室の先輩・後輩達
と、風呂敷がいかに究極のバッグかで、盛り上がったことがあります。

風呂敷には、流行り廃りのない完璧な機能美が、あります。

どんな形のものでも、
大きなもの、小さなもの、
重いもの、軽いもの、

変幻自在に、
包むべき主役を守り、運べるという
役割りをキチンとわきまえて任務を遂行します。

その絶対的な柔軟性と信頼感。

根源的に日本の思想そのもので、
完璧なデザインです。

どんなにいいバッグのデザインができても、
風呂敷にはかなわないなあと思うし、
バッグをデザインする時、
中心の考え方に、風呂敷を据えています。

えっ？
風呂敷屋さんのまわし者ではないですよ～。

でも、私、

熱く語れる自信ありますからね、風呂敷屋さん！