映画「マルジェラと私たち」に、ブランドとはを思う。

映画「マルジェラと私たち」を観てきました。

 

こんにちは。

国産オリジナルデザインバッグ・財布ブランド

イントロダクション

オーナーデザイナーの工藤友里です。

 

久しぶりの大阪・梅田スカイビルタワー、シネリーブルへ。

 

今日のファッションを形成した最も偉大なデザイナーのドキュメンタリー。

09年、彼が表舞台から突然姿を消すまでのコレクション制作舞台裏の映像に、
私もデザイナーの端くれとして、同時代のバブリーな高揚感を、映像の中にいるように思い出されました。

熱烈なファンに支持され、会社が大きくなるにつれ本来の「私」の想いとは違う方向に「私たち」が膨らんでいく葛藤たるや…。

うーん、天才って大変だなあ。

クリエイションの才能と、ブランドビジネスの発展、展開の才能は別のもの。

寧ろ、使う脳みそは、別の場所。

 

両方兼ね備えているのは、

コムデギャルソンの川久保玲さんくらいでは?

 

それぞれできる分野の2人が出逢い、協働でブランドを築き上げていく中で、

皮肉なことに、支持され、ブランドが大きくなっていくからこそ出て来る想いの違い。

そして、空中分解。

 

本来、好きで堪らないクリエイションの仕事が、楽しくなくなっていった苦悩を思いました。

 

凡人で良かった。

 

コツコツ働ける喜びを、有り難く思ったのです。

 

 

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