革屋さんで、打ち合わせです。
革屋さんに2022年秋冬新作のバッグ・財布用、革の打ち合わせです。
こんにちは。
日本製 オリジナルデザイン バッグ・財布 ブランド
イントロダクション
オーナー バッグデザイナーの 工藤友里です。
今日探しに来たのは、
財布用革を3種類、
ポシェット用、
革バッグ用、
バッグの付属革用と、
使用によって、革を選び分けていきます。
ひゃー、楽しい!
1枚目の写真は茶色い大きな革は牛の半裁。
半分に切った革で、成牛はこの半分に切った半裁で流通することが多く、6人掛けテーブルくらいの大きさがあります。
繊維の伸びる方向がありますので、
ショルダー手とかは長い面(頭からお尻に向けて)
裁断すると伸びませんが、
短い面(背中からお腹に向けて)
裁断すると伸びてしまいます。
裁断士の力量は、ゴミ箱を見ればわかると言われています。
腕のいい裁断氏のゴミ箱には革クズが、ほとんど出ません。
革キズのある部分などを上手に目立ちにくいパーツで裁断していきます。
革の部分によって染まり具合が違うので、
裁断して縫製する時、隣接する部分に色の差が目立ちにくいよう、考えて裁断、セットし、組み上げていきます。
小さな水色の革は、ゴード(山羊革)
こちらは小判なので、マル(半分でなく1匹のまま)
流通しています。
革の単位は10センチ×10センチが1ds(デシ)
仕上げやモノによりますが、
成牛の半裁で230デシ前後、
ゴードで50デシ前後が目安。
個体差大きく、
成牛で220デシから260デシ、
ゴードで40デシから80デシなど差があるので、
何枚ではなく、何デシと言う発注の仕方をします。
革がわかるのに10年はかかると言われましたが、
私の場合、本当に10年はかかりました。
ひゃー、楽しい!
革を巻くのは、左右で厚みが違うので、コツがあるし、上背が必要。
女性にはなかなか難しい仕事。
そして、私は未だにシワを寄せず上手く固く巻くのが、上手にできません。