バッグの製作現場あるある vol.1
縫製業の現場では、日々製造トラブルがあるあるです。
おはようございます。
日本製 オリジナルデザイン バッグ・財布 ブランド
イントロダクション
オーナー バッグデザイナーの 工藤友里です。
今朝もメーカーから連絡があり、
ポシェットのオレンジの革の色番を、仕様書書き込み、私が間違えていると。
#032 はオレンジではなく、レッドの色で、サンプル作成時に引いた革色と違うけど、本生産時、レッドに変更でいいんですね?と、革屋から連絡があったらしい。
???
私が書き間違えたか?
出先だったので、会社戻ってから、革スワッチと仕様書見て確認しますね、
で、やはり間違えてないよなの確認ライン。
何が原因?
という事は、革屋がスワッチ帳作る時、色番号間違えて革を貼ってない?
あまり考えにくいことですが、昔経験があったので、革屋に問い合わせてもらうと、やはり間違っていたらしい。
確認してくれたから良かったけれど、
このまま生産に回っていたら、
他の部材はオレンジの革と思って手配しているので、レッドの革にオレンジのファスナー色と、
奇妙な商品が量産で出来上がってくるところでした。
仕様書通りに上がってこないことはまああることで、その都度、いかに事前に手を打つか、その時点で考えつく最良の手を打つかにかかってきます。
ずっと長年創っている型でも、急に仕様違って上がってきたり。
私は都度判断、納期を考えながら依頼するだけですが、
メーカーさんは、量があった分だけ手配し直しなど、
手を動かさないといけなくなるので、
事前察知能力が必須になってきます。
縫製業あるあるで、それも含めて、
今度はこう来るかーが、腕の見せ所で、
都度、対応策を考えるのも、
好きだったりするのです。
と言うか、楽しみながら、対応できる人でないと、
潔癖な人は疲れちゃうだろうな。