国産ナイロンバッグラインの生まれるまで ~素材選定編
イントロダクションのナイロンバッグライン「エアリー」は、
素材から縫製まで一貫して、日本製です。
こんにちは。イントロダクション オーナーデザイナーの工藤です。
ナイロンラインだけでなく、財布も、他もすべて、イントロダクションでは、
1から製図を起こし、
型紙、抜き型を制作し、
素材も国内、
縫製も国内、
自分達の目と手の届く範囲での物創りにこだわっています。
なぜなら、高品質だから。
これにつきます。
今日は、ナイロンシリーズ「エアリー」の話をさせていただきます。
このナイロン、ず~っとず~っと、勤めている時から使いたかったんです!
ナイロンが中国製や韓国製が大半を占めるバッグ業界の中、
国産もあるのですが、高いです。
その中でも、アパレルはもちろん、
百貨店ライセンスでも使える国内ナイロンの
さらに2、5倍の生地代がするそれは、長年文字通り高嶺の花でした。
繊維の産地 福井県でおられた高密度66ナイロン、
よりが強く、磨耗に強く、はりとコシがあり、
何と言っても発色がとても、美しいんです!
目の細かさと発色はサテンのようで、気品があります。
エアリーのコンセプトは、
「日本の女性が仕事でもプライベートでもキチンと持てる
フェミニンなナイロンバッグライン」です。
軽いからナイロンだけではなく、キチンとオシャレにも
持てるキチンと感を大事にしています。
他のナイロンでは、このキチンと感は出しにくく、
コシがあっても、ゴツさが出てくるのです。
芯地を貼る、芯を部分に入れるという手法が
ありますが、何よりもまず、素材です。
そのナイロン地にアクリルコートを貼ることで、
防汚、撥水加工、そして張りを出してます。
そのナイロンに、イントロダクションでは、ヌメ革ではなく、
オイルを含んだ牛革を 皮革の産地 兵庫県姫路市で
作られたものを、四色使い分けて、ナイロンに、組み合わせています。
ヌメではユニセックスで、硬くなるので、敢えてオイルを含んだ牛革で、女性らしく。
ああ、素材の話だけで、長くなってしまったので(それもナイロンと牛革だけで)、次回は続編で!