そうそう!の向こう

人との話しは、「そうそう!」と同感を求めながら
会話していっているものだと思います。
特に女性は。

こんにちは。
オリジナルバッグ・財布ブランド
「イントロクション」
オーナーデザイナーの工藤です。

お喋りではもちろんですが、仕事でも、
人は同感を求めながら、相手の話、表情を見ながら、
お互い歩み寄りチューニングしていって、
会話を進めて行っているんだと思います。

自分の話を聞いて欲しい。
自分のことを知って欲しい。
自分は正しいと同感して欲しい。

お互い、そこをチューニングしていくうちに、
化学反応をおこし、
新しい自分が形成されていくんだと思います。

日々、更新。

物創りをしていると、その「そうそう!」の同感がいかに、描いているイメージが違うのか、
思い知らされることがよくあります。

バッグ創りだけでも
「かわいいのが好き」のかわいいの違い、
「綺麗!」
「素敵!」
「フェミニン」
「品がある」
「カッコイい」
「キャリアっぽい」…

「軽い」「よく入る」ですらどう感じるかは、人によって差異があります。

会話では同感できていても、
ビジュアルに落とし込むと、求めている物の
歴然とした違いがわかるのです。

メーカーとのやり取りで、そこの部分は、
若い頃から嫌というくらい、経験してきています。

若い頃は、メーカーの社長が怒鳴り込んできて、
「何回もサンプル切り直させるな!
まず、自分の頭の中で具体的にイメージしてから、
図面を引いて、サンプル依頼して来い!」
と怒られた経験もあります。

そうなんです。
まず、頭の中で描いているイメージは、
私とあなたでは、全く違って当たり前。
少しでも、解りたい。知りたい。という姿勢で
会話していき、聞いていくこと。
そして、イメージしているようで、してないことも多いものです。

仕事では、お客様の「何となく好き。漠然と欲しいもの」の方向性を掴み、
具体的な図面に落とし込み、素材選定、工場選定し依頼していくことが、私の仕事です。

どう具体的に自分のイメージを数値化して伝え、製品化していけるか。
工場は、「綺麗に」「すっきりと」のイメージの共有に、詰める時間が必要です。

ちょっとの違いで、随分イメージは変わっていくものなので、本当に面白いんですよ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

お財布・バッグ通販SHOP