糸がほつれてきた時の、簡単な修理方法です。
バッグや財布の縫製部分の糸が、摩擦などで切れたりして糸がほつれてきた時に、ご自分で簡単にできる修理方法をご紹介します。
こんにちは。
国産オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤友里です。
まず、ほつれてきた糸を、裏糸と表糸が浮いてる場合は、両方から同時にひっぱります。
両方の糸が見えない場合は、無理にひっぱるとほどけてくるので、そのままに。
次に、5ミリくらいに糸を切ります。
まずは、表糸のみ。
そして、ライターで、サッと糸の端をあぶります。
革なり、生地なりに近づけて炎の筆で、「一」の文字を書くように、サッと。
イカを炙るような感覚でもあるかも。
はじめは焦げたら怖いと思うでしょうが、
スピードがあれば、大丈夫。
何回か繰り返してもいいので、慣れてください。
次の瞬間、焼けた糸の先を親指で、ギュッと、押しつぶしてください。
糸は縫製品はアクリル糸がほとんどなので、熱で先が溶けた所を押しつぶして、それ以上解けないようにするという理屈です。
直ぐに熱いうちに糸の頭を押しつぶすというのが、
ポイントです。
表が出来たら、裏糸が見えてたり、指が入る場合は、裏糸も。
裏糸が見えない場合は、表糸を焼き潰すだけでも、
それ以上、解けてきにくくなります。
以上、それだけです。
私はいつも、タバコも吸わないのに、ライターを持ち歩いていて、
お客様のバッグはもちろんのこと、
プライベートで友達と会っていても、
「サッ」と炙って、「ギュッ」と頭を潰す。
をするので、一発芸のように皆さんに喜ばれているのです。
皆さん、試してみてくださいね。
または恐ければ、店頭でイントロダクションのスタッフにお声掛けくださいね。