バッグ選びのポイント <ポケットサイズ編>
バッグを選ぶ時、ポケットの有無はチェックされる方は多いと思いますが、サイズも要チェックなのです。
おはようございます。
国産オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤友里です。
私がバッグをデザインする時、全て製図を引き、仕様書を書きますが、
バッグ外側のファスナーは5番ファスナー、
バッグ内側裏地のファスナーは3番ファスナーと、ファスナーの太さを変えます。
内ファスナーは薄い裏地に縫い付けるので、細い3番ファスナーに、外ファスナーは、しっかり革や生地の厚みも考えて5番ファスナーに。
金属ファスナーにするのか、ナイロンファスナーにするのか指定。
これはデザインに合わせて選びます。
金属ファスナーは出し入れの時に手を痛めるから嫌がる方多いですが、日本製YKKファスナーは、滑りも滑らかで丈夫、手を傷つけることもまずありません。
色、引き手は金具?革ならどのカタチにするのか、指定していきます。
引き手はデザインだけでなく、使い勝手に大きく左右もされるので、注意が必要。
私は、ファスナーポケットは、
外ファスナーも、内ファスナーも、
23センチのファスナーで、
深さ150ミリが基本サイズに指定します。
それは、ファスナーポケットに長財布を入れる方も多いので、それが収まるサイズです。
海外ブランドなどでよくあるのが、
硬いバッグ素材に短いファスナーポケット。
ほとんど、使い道がありません。
手を入れるには、最低18センチは間口が必要。
バッグの硬さにもよりますがが、ファスナーは、バッグ本体のサイズが許す限り、この23センチのファスナーポケットを付けるのですが、これ以上大きいのも、使い勝手が限定されて来ます。
ファスナーポケットは、するっと落としたら困る大事な物を入れるためのもの。
大きすぎても、大事な物以外も入れてしまいがちで、使いにくかったりもするのです。
何かわからないけど、しっくりくる。
買っていただく時にはわからなくても、
使うと感じること。
その背景には、理屈をわかった上で、仕様指示しているデザイナー、パタンナーがいるのです。