もしも、社員がお笑い芸人になりたいから辞めると言われたら?

あー、あー、喋りたい!
誰かに聞いてもらいたくて、ウズウズです。

こんにちは。
国産オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤友里です。

1人遅めのランチ。

隣の席に、40代と20代男性が後から座るなり、
40男「で、話しっていい話し?悪い話し?」
20男「実は、お笑い芸人になりたいんです!」
40男「???」

聞き耳立てまくりによれば、
若者は23歳、
住居も大阪で会社で用意してもらっている若者が、東京の養成学校に受かり、
授業料61万のローン、利子入れて72万円の保証人になってもらうよう、
辞めようとしている社長に頼んでいる様子。

3人でコントがしたいが、今はまだメンバーはいないとのこと。

若いって素晴らしい!
そして、なんて若いって恐ろしい!

「なんで吉本にせーへんねん。
東京の〇〇がなんでええねん。
若手が出れる場とか、劇場とかあるんか?」

「バイトでいくら稼げるねん?
学校行きながら、時給いくらでなんぼになるんや?」

「月々いくら返済やねん?家賃は?生活費は?」

「それだけちゃうで。目に見えない金が色々かかるんちゃうんか?」

「親にちゃんと言わなあかんで。中途半端なことしたらあかんで。」

「家賃は自分で払えよ。」

「今住んでるとこは、年内までは支払ってやるから、それまでに引っ越しとか次の準備するんやで。」

「期限を決めろ。40歳まで?何言うとんねん、
今23なら28まで精一杯やって、そこからあかんかったらキッパリやり切ってから、シフトチェンジしろ。
そこからなら人生まだやり直せる。」

「何があっても、人のせいにするなよ。」

「そんな甘い世界違うで。
年間何人入ってくるんや?300人?
299人は消える世界やで。
1人も残らんかも知れん。
使い捨てやで。
待ってても何もしてくれへんで。
それを分かった上で、覚悟してやりきれるんか?」

「舞台でるようになったら、観に行くから頑張んねんで。」

「途中報告は、どうであれ、必ずしてくんねんぞ。」

社長さーん!素敵!

「メルカリで色々売って、引っ越し代作ったらいい。」

と、細かいアドバイスまで。

「俺、お笑い結構詳しいで。
誰が好きやねん?どうなりたいねん?」

流石!ここは大阪のやり取りは続くー。

「台本書いてるん?俺に見せてみ、見たるわ。」

あかん、あかん、ノリ出してる!

やっぱり、人って、年齢重ねていくと、
いかに人の面倒が見れるか、
人の為に頑張れるかだとしみじみ思う。

最後は握手され、号泣の23歳。

頑張れ、23歳!

社長さーん、後からサシで語りたい!

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