師匠に、会って来ました。

素人だった私に、
バッグのデザインを1から教えて下さった師匠に、
久しぶりに会って来ました。

こんにちは。
オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤です。

私がバッグ業界に入ったのが、
平成元年。
それから28年。

私が今、この仕事をしていられるのは、
間違いなく、この師匠のお陰です。

この業界で、
初めに入社した バッグ問屋のオーナー社長兼デザイナー。

3年前、76歳まで、現役のデザイナーでおられた彼女は、
とても魅力的な方で、
デザイナーとしてもとても有能な方でした。

古くならない艶っぽいデザイン。

常に、私の道標です。

「弟子として、師匠に恥をかかせてはいけない。」
いつも、私のベースにある気持ちです。

「師匠に、恥ずかしくないバッグ・財布を創っていきたい。」

いつも、自分に言い聞かせています。

「師匠のデザインは、まだまだ超えれない。
でも、いつか超えるデザインがしたい。」

いつも、目指しています。

その会社にいた14年間。
デザインの根本を、叩きこんでいただきました。

表面的なテクニックよりも、
モノの捉え方、考え方の部分をたっぷりと、
時間と手間をかけて育ててもらいました。

ただ、ただ、有り難いことです。

立体のデザインは、
表面的にではなく、
本当にデザインができるようになるのに
10年かかると言われました。

私は、本当にそれだけかかりました。

時代背景もありますが、
時間をかけて育てていただいたことに、
ただ、ただ、感謝しています。

社会人になってからの、
私のお母さんです。

何を話した訳でもなく、
お互いの近況の話を、3時間半。

はい、師匠もおしゃべりな方です。

今日、久しぶりにお会いして、
改めて、自分の原点を再確認して、
目指す先も、ハッキリしたのでした。

「人より1ミリ深く、長く考えなさい。

器用でない人の方が奥行きができる。

不器用な人の方が、
ああでもない、こうでもないと時間をかける分、
振り返ったら、その人にしかできない味がでる。」

何度も何度もダメ出しされ続けて、
七転八倒しながら、
必死にデザインしていたあの頃。

この言葉は、むしろ今の私にこそ、
小手先でこなす仕事は、してはいけないという、
一番大切で、必要な言葉なのかも知れません。

「何か相談に乗れることがあるなら、
いつでも言ってきて
ね。」

有り難いことです。

私も、将来、自分の会社から巣立って行った人に、そんな言葉をかけれる人でありたいです。

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