雑巾と、おにぎりと。
新学期です。ぞうきんを学校に持っていかないといけないこの時期、思う事があります。
こんばんは。
国産オリジナルデザインバッグ・財布ブランド
イントロダクション
オーナーデザイナーの工藤友里です。
大学生の長男が小学校低学年くらいまでは、
雑巾って、まだ各自、古いタオルを折り畳んで、
手縫いして雑巾を作ってました。
雑巾が売られ始めたのは、その後。
各家のタオルの厚さで、
乾きやすい雑巾、
よく吸う雑巾、
絞りやすい雑巾など、
子供達は経験で知って行ったはず。
また、この雑巾がミシンで綺麗に縫えてるとか、
手縫いで粗く、すぐ糸がほどけてくるとか。
今はほとんど持参される雑巾は、市販の雑巾で、
安いし縫わなくていいから楽ちんなんですが、
なんだか、つまらない。
みんな一緒で、無駄もなく、個性がなくて、
つまらない。
薄っぺらくて、愛着ももちにくい。
…はず。←私、もう子供でないので想像ですが。
同じようなことが、コンビニのおにぎりに感じます。
サッカーのコーチに、小学校入った頃は、
当番さんがそれぞれコーチの分もおにぎりを持って行ってたのですが、
高学年になる頃には、コンビニのおにぎりに。
家族以外、お店以外で、
人の握ってくれたおにぎりを食べれる機会って、
昔より減ってるのでは?
これも、均一で、おにぎりの多様性が見えにくく、
薄っぺらくのっぺり同じように、
感じてしまいます。
やはり、人の手を介するかどうかが、
愛着を持てるかどうかに、
大きく関わっているように思うのです。
どうせなら、効率的でないかも知れませんが、
丁寧に手をかけて物創りしていきたいな。
年月をかけて、唯一無二の存在になるような、
使い込んでいただけるような、物創りを。